ニュースリリース

2015.01.26

こどもたちに願う

ニュースでもありますが、こどもの最近の体力低下は深刻な問題です。こどもの基礎体力が著しく低下していることは文科省のデータでも明らかなことです。原因としてはTVゲームの普及、近所にこどもがいない、友達がいてもアポを取らないと気軽に遊べないなど、戸外で遊ぶ機会が極端に減っていることがあげられます。さらには生活様式の変化により、簡易化、簡潔化などが食生活にも大いに影響を及ぼしていることもあげられます。ファーストフードや冷凍食品、コンビニなどの惣菜など、偏食傾向がうかがえます。それはつまり家庭の味がなくなっていることにもつながっています。つまり母親の「味」がなくなってきているのです!体力低下は顕著にみられます。でも一方、昔以上に高い運動能力の子が表れているのも事実です。体力のある子と体力のない子の2極化が起きているのです。
 
こどもの運動不足は様々な問題を含んでいます。特に骨の強さ、こどもの骨折が近年ほんとに増えています。考えられない所で骨折します。それはひとえに外で遊ぶことが減ってきて骨への刺激が減少してしまい、いわゆる「骨密度」の高い骨が作られなくなったことに起因します。
知られていることですが、歳をとってからの骨の強さは、こどものときに運動などで、どれだけ骨に刺激を与えたかによって異なってくるという報告があります。運動量の低下は、体を支える筋力を損ない、その結果、大きな力が加わったときに筋肉が耐えきれず、間接に負担をかけて、ケガを引き起こしてしまうという悪循環です。強く言いたいのですが、ファーストフードなどに頼っている食習慣があるとすれば、すぐにやめなければ、後で取り返しのつかないことになります。骨や筋肉をつくるカルシウムの摂取は不可欠です。それはこどもの集中力にも影響します。肥満児の増加も栄養不摂取と運動不足に起因して、支えきれず、骨折にも影響していくわけです。
 
私は、健康こそすべての原点と考えます。健康がなければすべての活動が制約されます。だからこの幼児期の体力は、この時期つけていかないといけないのです。体力の発達は、知能にも影響します。そして子供が自信をつけていくと行動が自然と積極的になってきます。

少しでも自信をつけ、たくましいこどもになって元気でいてほしいと日々考えています。

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